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専念寺（大阪市平野区）
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専念寺（せんねんじ）は[[大阪府]][[大阪市]][[平野区]][[喜連瓜破駅|喜連]]4丁目5番7号に位置する[[融通念仏宗|融通念佛宗]]派の[[寺院|寺]]。[[家紋|寺紋]]は[[桐紋|五七桐]]の紋で中喜連の地が[[豊臣家]][[天領地]]だったことから[[本堂]]・[[山門]]の[[軒丸瓦]]に使われている。[[山号]]は一向山。一向山については、'''「[[一向専念無量寿佛]]」'''という[[経典|経文]]があり、多くの方々と伴に、一心に[[念仏]]をお唱えすれば[[百万遍]]の[[功徳]]を成就するという強い念仏信仰がこめられた[[山号]]である。創建について、[[延宝]]5年（[[1677年]]）に記された'''[[『大念仏寺四五代記録並末寺帳』]]'''によれば[[慶長]]２年（[[1597年|1597]]年）[[摂津国]][[住吉郡]]中喜連村に創建されたりとあり、寺伝によれば、道善上人の開基と伝えられる。[[本尊]]は[[阿弥陀如来]]。
== 沿革 ==
* [[慶長]]元年（[[1595年]]）10月に道善上人は[[融通念仏宗|融通念佛宗]]二十七世宗圓上人を師として[[剃髪]]
* [[慶長]]２年（[[1735年|1597年]]）[[3月13日 (旧暦)|8月]]に専念寺を創建した道善上人は[[住職]]を奉し[[慶長]]17年11月19日[[遷化]]する
* [[寛文]]12年（[[1672年]]）専念寺は道善上人[[遷化]]された後、代々喜連村の[[檀信徒]]が中心となり、[[寺院|寺]]を運営していたが[[幕府]]より[[キリシタン]]の弾圧や宗教統制の一環として[[寺院]]に僧侶が必要となり、[[看坊]]は、元[[浄土宗]]の長老僧で、[[大念仏|大念仏宗]]に[[帰依]]した深誉が[[寛文]]12年（[[1672年]]）より入院した。'''[[『大念仏寺四五代記録並末寺帳』]]'''によれば「摂州住吉郡中喜連村馬場町 専念寺代々看坊、当看坊深誉長老五年以前 癸丑入院、元浄土宗大念仏宗帰依 此寺慶長二丁酉創建」と書かれている。
* [[宝永]]4年（[[1707年]]）10月に[[宝永地震]]により専念寺[[本堂]]が半壊する。
* [[享保]]10年（[[1726年]]）7月15日に隆天上人代で[[半鐘]][[開眼法要|開眼]]
* [[安永 (元号)|安永]]４年（[[1775年]]）[[宝永地震]]被災後に改修が立案され、長期間を要し[[元文|安永４年]]（[[1775年]]）に敷地拡張と[[本堂]]を[[藁葺]]から[[瓦葺き|瓦葺]]きに、[[内陣]]は中世の道場様式を残す[[押し板形式]]に改修され現在にいたる。
* [[寛政]]6年（[[1794年]]）に服部規氐大居士が[[大般若経]]600百巻[[写経]]されたものと[[絵師]]、[[橘保春]]が謹画された[[十六善神|十六善紳]]壹幅を専念寺に納められた。この掛け軸の[[裏書]]には 「摂州住吉郡中喜連村 法雲寺常什物 中喜連村服部規氐所持 所持 俵具一式施主 服部隼人」と書かれている。
* [[文政]]９年（[[1827年]]）[[大阪市立博物館]]蔵の書状に8月3日、[[日照り]]が続いたのでそのために、[[五穀成就]]の[[御祓い|御払い]]をするいうことで[[祈祷|御祈祷]]の為に明くる４日に御本尊に御出光をいただくようにお願いします。という内容を喜連村の[[総代]]が連名で[[文政]]９年戌の年８月３日に[[大念佛寺]]にお願いの書状が出されました。[[総代]]の願いを保障するように[[檀那寺]]である専念寺の[[判]]と当時の[[看坊]]、忍教の[[判]]をつけて[[本山]]である[[大念佛寺]]にお願いした。
* [[弘化]]４年（[[1847年]]）12月に[[本尊]]の御厨子を犬主慈寮が[[寄進]]された。
* [[明治]]14年（[[1882年]]）1月に義清代に[[大念仏寺|大念佛寺]]山主教忍より[[御本尊十一尊天得阿弥陀如来]]を下賜される。
* [[大正]]5年（[[1917年]]）屋根の葺き替えをするき替え。
* [[昭和]]34年（[[1960年]]）義順上人が屋根葺き替え並びに大修繕
* [[昭和]]57年（[[1982年]]）義順上人が現在の[[庫裏]]に建て替える
== 歴代住職 ==
* 道善（[[慶長]]17年[[入滅|入寂]]）寺に[[位牌]]あり
* 深誉（[[寛文]]12年入院）[[『大念仏寺四五代記録並末寺帳』]]記載あり
* 隥天（[[享保]]7年[[入寂]]） [[半鐘]]の[[開眼]]
* 天瑞（[[寛保]]３年[[入寂]]）寺に[[墓]]、[[過去帳]]記載あり
* 義鳳（[[明和]]８年[[入寂]]）
* 泰淳（[[安永]]８年[[入寂]]）
* 栄全（[[寛政]]10年[[入寂]]）
* 浄範（[[文化]]２年[[入寂]]）
* 存海（[[文政]]４年[[入寂]]）
* 良範（[[文政]]８年[[入寂]]）[[寺]]に[[墓]]あり
* 恩光（[[文政]]13年[[入滅]]）
* 恩教（[[天保]]元年[[入滅]]）[[過去帳]]あり
* 慈雲（[[嘉永]]3年[[入滅]]）
* 白道（[[安政]]元年[[入滅]]）寺に墓あり
* 善道（[[明治]]7年入滅）[[過去帳]]の[[奥書]]あり
* 志願（[[明治]]37年[[入滅]]）寺に[[位牌]]あり
* 覚念（[[昭和]]9年[[入滅]]）寺に墓あり
* 秀誡（[[昭和]]16年入滅）寺に[[位牌]]と墓あり
* 義順（[[昭和]]57年入滅）寺に[[位牌]]と墓あり
* 正啓（現住職）
== 参考資料 ==
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* 喜連村村誌 喜連村（大正14年3月31日編纂）
* 大念仏寺四五代記録並末寺帳（延宝5年）
* 関西大学所蔵摂津国住吉群中喜連村佐々木家文書
== 沿革 ==
* [[慶長]]元年（[[1595年]]）10月に道善上人は[[融通念仏宗|融通念佛宗]]二十七世宗圓上人を師として[[剃髪]]
* [[慶長]]２年（[[1735年|1597年]]）[[3月13日 (旧暦)|8月]]に専念寺を創建した道善上人は[[住職]]を奉し[[慶長]]17年11月19日[[遷化]]する
* [[寛文]]12年（[[1672年]]）専念寺は道善上人[[遷化]]された後、代々喜連村の[[檀信徒]]が中心となり、[[寺院|寺]]を運営していたが[[幕府]]より[[キリシタン]]の弾圧や宗教統制の一環として[[寺院]]に僧侶が必要となり、[[看坊]]は、元[[浄土宗]]の長老僧で、[[大念仏|大念仏宗]]に[[帰依]]した深誉が[[寛文]]12年（[[1672年]]）より入院した。'''[[『大念仏寺四五代記録並末寺帳』]]'''によれば「摂州住吉郡中喜連村馬場町 専念寺代々看坊、当看坊深誉長老五年以前 癸丑入院、元浄土宗大念仏宗帰依 此寺慶長二丁酉創建」と書かれている。
* [[宝永]]4年（[[1707年]]）10月に[[宝永地震]]により専念寺[[本堂]]が半壊する。
* [[享保]]10年（[[1726年]]）7月15日に隆天上人代で[[半鐘]][[開眼法要|開眼]]
* [[安永 (元号)|安永]]４年（[[1775年]]）[[宝永地震]]被災後に改修が立案され、長期間を要し[[元文|安永４年]]（[[1775年]]）に敷地拡張と[[本堂]]を[[藁葺]]から[[瓦葺き|瓦葺]]きに、[[内陣]]は中世の道場様式を残す[[押し板形式]]に改修され現在にいたる。
* [[寛政]]6年（[[1794年]]）に服部規氐大居士が[[大般若経]]600百巻[[写経]]されたものと[[絵師]]、[[橘保春]]が謹画された[[十六善神|十六善紳]]壹幅を専念寺に納められた。この掛け軸の[[裏書]]には 「摂州住吉郡中喜連村 法雲寺常什物 中喜連村服部規氐所持 所持 俵具一式施主 服部隼人」と書かれている。
* [[文政]]９年（[[1827年]]）[[大阪市立博物館]]蔵の書状に8月3日、[[日照り]]が続いたのでそのために、[[五穀成就]]の[[御祓い|御払い]]をするいうことで[[祈祷|御祈祷]]の為に明くる４日に御本尊に御出光をいただくようにお願いします。という内容を喜連村の[[総代]]が連名で[[文政]]９年戌の年８月３日に[[大念佛寺]]にお願いの書状が出されました。[[総代]]の願いを保障するように[[檀那寺]]である専念寺の[[判]]と当時の[[看坊]]、忍教の[[判]]をつけて[[本山]]である[[大念佛寺]]にお願いした。
* [[弘化]]４年（[[1847年]]）12月に[[本尊]]の御厨子を犬主慈寮が[[寄進]]された。
* [[明治]]14年（[[1882年]]）1月に義清代に[[大念仏寺|大念佛寺]]山主教忍より[[御本尊十一尊天得阿弥陀如来]]を下賜される。
* [[大正]]5年（[[1917年]]）屋根の葺き替えをするき替え。
* [[昭和]]34年（[[1960年]]）義順上人が屋根葺き替え並びに大修繕
* [[昭和]]57年（[[1982年]]）義順上人が現在の[[庫裏]]に建て替える
== 歴代住職 ==
* 道善（[[慶長]]17年[[入滅|入寂]]）寺に[[位牌]]あり
* 深誉（[[寛文]]12年入院）[[『大念仏寺四五代記録並末寺帳』]]記載あり
* 隥天（[[享保]]7年[[入寂]]） [[半鐘]]の[[開眼]]
* 天瑞（[[寛保]]３年[[入寂]]）寺に[[墓]]、[[過去帳]]記載あり
* 義鳳（[[明和]]８年[[入寂]]）
* 泰淳（[[安永]]８年[[入寂]]）
* 栄全（[[寛政]]10年[[入寂]]）
* 浄範（[[文化]]２年[[入寂]]）
* 存海（[[文政]]４年[[入寂]]）
* 良範（[[文政]]８年[[入寂]]）[[寺]]に[[墓]]あり
* 恩光（[[文政]]13年[[入滅]]）
* 恩教（[[天保]]元年[[入滅]]）[[過去帳]]あり
* 慈雲（[[嘉永]]3年[[入滅]]）
* 白道（[[安政]]元年[[入滅]]）寺に墓あり
* 善道（[[明治]]7年入滅）[[過去帳]]の[[奥書]]あり
* 志願（[[明治]]37年[[入滅]]）寺に[[位牌]]あり
* 覚念（[[昭和]]9年[[入滅]]）寺に墓あり
* 秀誡（[[昭和]]16年入滅）寺に[[位牌]]と墓あり
* 義順（[[昭和]]57年入滅）寺に[[位牌]]と墓あり
* 正啓（現住職）
== 参考資料 ==
Liquid error: wrong number of arguments (1 for 2)
* 喜連村村誌 喜連村（大正14年3月31日編纂）
* 大念仏寺四五代記録並末寺帳（延宝5年）
* 関西大学所蔵摂津国住吉群中喜連村佐々木家文書
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